400年以上の歴史を持つ金工・漆芸のまち富山県高岡市。本作品は伝統産業の職人たちと工芸の未来を提案するプロジェクトである。
BETWEEN #1 #2 #3は人間の造形感覚と人工知能の造形感覚の境界から生み出された3点の立体物である。 人間が作った工芸を人工知能が解釈し、さらにその結果を人間が解釈するという実験的なプロセスを通じて、高岡工芸の造形性や制作プロセスの拡張を試みた。
近年急速に発達する人工知能と、高岡工芸の伝統的な技法・素材を用いる職人とのCo-Creationの可能性を探求し、その未来の一端を示すものである。
1. 画像処理AIに電子機器や建築といった現代のイメージを学習させる。
2. 高岡の伝統工芸のイメージとして、高岡仏壇の画像を与え、人工知能が学習内容に基づいて再構成したイメージを生成。
3. 生成した画像から、制作対象となるモチーフを探す。仏具の基本的な組み合わせである三具足(香炉、火立、花立)をイメージし、モチーフを探した。
4. モチーフを高岡の原型師と漆職人の手によって立体化。






2017/9-11







